子供向けクラシック音楽を紹介!親子で聴いて鑑賞するのにオススメは?

    お子さんがいらっしゃる方は、「クラシック音楽って教育に良さそうだし子供に聴かせたいな」「でもどんな曲がいいんだろう?」とお悩みではないでしょうか。

    今回は、クラシック音楽の中でも特に子供たち向けの曲について解説していきます。

    子供向けのクラシック音楽を紹介します!

    目次

    子どもにおすすめのクラシック曲って?

    子供たちには、曲名からイメージの湧きやすく、分かりやすいメロディーの音楽が良いでしょう。

    また、クラシックに詳しくないパパ、ママにも耳なじみのある定番曲がいいですね。

    アイネ・クライネ・ナハトムジーク(第1楽章)

    誰もが聴いたことがある、モーツァルト作曲の有名曲です。

    モーツァルトを聴くと、「頭が良くなる」いう話を聞いたことがありませんか?

    モーツァルトの音楽には高い周波数の音が豊富に含まれており自律神経を覚醒させ、脳を刺激して身体の緊張をほぐし、感覚機能を安定化させる作用があるといわれてます。

    モーツァルトのバイオリン曲やピアノ曲は3,500Hz以上の高周波の音を豊富に含んでいます。

    また、モーツァルトの曲はリラックス効果が高いと言われています。

    その理由は、一定のフレーズの「繰り返し」が多く含まれるため。

    この「繰り返し」は、心拍音、そよ風、川のせせらぎなど自然音のパターンに含まれる「ゆらぎ」と同じ効果があり、副交感神経を優位にしてリラックスさせてくれます。

    これらの効果はモーツァルト効果ともよばれています。

    モーツァルトの曲には、感覚機能を安定化させたり、副交感神経を優位にしてリラックスさせてくれたりする「モーツァルト効果」があるとされる

    くまんばちの飛行

    「くまんばちの飛行」はくまんばちの羽音を模したユニークな曲です。

    音楽で本当に蜂の飛ぶ様子がリアルに再現されていて驚いてしまいます。

    お子さんと「はちさんブンブン飛んでいるね〜」「今どんなところを飛んでいるのかな?」とお話しながら聴いてみてはいかがでしょうか。

    また、様々な楽器向けに編曲されているので、聴き比べてみるのも楽しいかもしれません。

    イメージを膨らませたお子さんが、身体をいっぱい使って飛ぶ真似をしたり、思い思いの情景をお話したり絵に描いてくれたりと、自由に表現してくれるでしょう。

    「くまんばちの飛行」はいろいろな編曲で蜂の羽音が表現されており、聴き比べてみると楽しい

    アレンジがとてもおもしろい「くまんばちの飛行」

    動物の謝肉祭

    子どもたちは動物が大好きですよね。

    この曲はサン=サーンスの作曲した組曲で、1曲が1分前後と短めなので、子どもたちが飽きずに楽しめます。全14曲ですが、その中でも特におすすめの4曲をご紹介します。

    第5曲「象」。コントラバスの音色が象らしさをよく表現していて、まさしく象そのもの!

    第7曲「水族館」。グラスハーモニカという楽器の幻想的な雰囲気にうっとりとしてしまいます。魚が泳いでいる動画を見ながら曲を聴くと、まるで海の中に迷い込んだような気持ちになれます。

    第9曲「森の中のカッコウ」。クラリネットがユーモラスにカッコウの鳴く様子を表現しています。

    お子さんも思わず一緒になって「カッコー!」と歌い出しちゃうかもしれません!

    第12曲「化石」。随所に有名曲の旋律が散りばめられていて、あ!これ知ってる!と嬉しくなってしまう曲です。

    曲全体が明るく楽しげなので思わず踊りたくなってしまいます。

    サン=サーンスの「動物の謝肉祭」は、聴いただけでまさにそのタイトルの動物を思い浮かべられて楽しい

    子犬のワルツ

    ショパン作曲の有名なピアノ曲です。

    ショパンの恋人が飼っていた子犬には”尻尾を追ってぐるぐる回る”習性があったそうです。

    恋人ジョルジュ・サンドは「この子犬のくるくると回る様子をピアノで表現できる?」とショパンに聞いたところ、ショパンはあっという間に、即興でこの曲を作ったといわれています。

    細やかな動きの旋律が、かわいらしい小犬がじゃれついて転がっているようですね。

    また。ショパンのワルツop.34-3は「子猫のワルツ」と呼ばれています。

    名前をつけたのはショパンではありませんが、演奏を聴いた人が子猫みたいと感じたところから俗称として広まっていきました。

    お子さんと「こっちは子犬、こっちは子猫のワルツなんだって」と聴き比べてみると楽しそうですね!

    ショパンのピアノ曲には、有名な「子犬のワルツ」の他にも「子猫のワルツ」が存在する

    子犬のワルツ
    子猫のワルツ

    剣の舞

    ハチャトゥリアン作曲の勇敢でかっこいい一曲。

    思わずおもちゃの刀を出してきて、一緒に戦いたくなってしまいますね。

    ティンパニーやスネアドラムのリズムが気持ちを高ぶらせます。

    繰り返しの旋律が子どもには覚えやすいので、きっと大好きになるでしょう。

    剣の舞はバレエ音楽の一幕なのですが、初演が迫ったある日、士気高揚する踊りを追加してほしいと急遽命じられ、作曲するはめになった曲なのです。

    踊りにふさわしいリズムはないか机を指で叩きながら徹夜で考えた末にこのリズムを閃き、8時間でかきあげたという逸話が残っています。

    「剣の舞」は、急遽8時間でかきあげたという逸話のある傑作

    子供の情景〜トロイメライ〜

    シューマン作曲のピアノ曲です。

    コンセプトとしては、大人が子供の心を思い出すための作品となっていますので、お子さんと一緒に聴きながら、ぜひノスタルジーな気分に浸ってください。

    全13曲の中でもっとも有名なのが「トロイメライ」

    夢想にふけることという意味があり、うっとりしてしまいます。

    同じく「異国から」もとてもすてきな曲ですよ。

    活動的な曲を聴いた後は、しっとりと落ち着いた曲で心を鎮めることでクールダウンできそうですね。

    シューマンの「子供の情景」は大人が子供の頃を思い出すために作られた

    お子さんと一緒にクラシック音楽を聴いてみましょう。

    子ども向けのクラシック曲についてお分かりいただけたでしょうか。

    もしかしたら、お父さん・お母さんのほうが夢中になってしまうかもしれませんよ。

    ぜひ、お子さんと一緒にクラシック音楽を聴いて、その美しさに癒やされながら楽しんでみてください。

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