木管楽器はリード1つで音色が左右されるので、リード選びは演奏者にとって大切な作業ですよね。
特にオーボエはダブルリードで販売数も少ないので、取り扱いがより慎重になると思います。
しかもコストがかかったり、演奏会など大事な日に限ってリードの調子が悪くなったり、悩みも色々…。
そんなリードですが、最近ではプラスチック製のものがあるのをご存じですか?
既に持っているという方もいるかもしれませんが、でも「プラスチック製ってどうなの?」「どんな音色になるんだろう…」と疑問を抱いている方も多いと思います。
そこで今回の記事では、プラスチック製リードのメリットデメリットについて解説します。
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オーボエのリードはプラスチックにしてしまう方法もある!
オーボエのリードは、一般的には木から作られているケーン製リードがよく使われていますが、プラスチック製リードにも様々なメリットがあります。
まず、天候に左右されない点が挙げられます。ケーン製リードは、天然素材で作られているため直射日光に当たると乾燥してしまったり、冬の寒い時期にも影響を受けてしまいリードの調子を保つことができません。
その点プラスチック製リードは、天候による変化はないため、屋外で練習する機会の多い方、特にマーチングをされている方にはピッタリでしょう。
また、プラスチック製リードは寿命が長いので、ケーン製リードに比べはるかに長く使用することができます。
個人差はありますが、だいたいケーン製のリードの寿命は2週間~1ヶ月ほど。プラスチック製リードは3ヶ月~半年ほど持ちます。
値段は高いけどコストパフォーマンスは◎
値段はプラスチック製リードのほうが高いですが、寿命の長さを考えるとコストパフォーマンスはよいと言えるでしょう。
そして、ケーン製リードは個体差が大きく、当たりはずれがよくありますがプラスチック製ではその心配がありません。
プラスチック製リードのメリットをまとめると、以下の3つになります。
・天候に左右されない
・3ヶ月~半年ほど持つためコスパがいい
・個体差が少ない
プラスチックリードのデメリットは?
デメリットとしては、通常のケーン式リードと比べると、若干音色の吹奏感が劣ってしまうことが挙げられます。
しかし、吹奏感が劣るからといって音の質が悪くなるわけではありませんので、プラスチック製リードの音色にも魅力はあります。
また、1本で2万円前後と少し値段は高めなので、初めて使用する方には少し勇気のいる値段かもしれません。
オーボエのプラスチックリードについてのまとめ
値段は高めですが、寿命が3ヶ月~半年と長いためプラスチック製リードはコスパがいいと言えるでしょう。
通常のリードと、プラスチック製リードのどちらを使用するかは、個人の好みになると思います。
ただ、マーチングをしている方や個体差のないリードが欲しい方にはプラスチック製リードはオススメです。
興味のある方は、ぜひ一度試してみてくださいね。