オーボエが吹奏楽にいない場合に代わりはどの楽器が最適?
こんにちは、今回はオーボエが吹奏楽にいない場合、代わりはどの楽器が担当したらいいかを解説していきたいと思います!
オーボエというのはダブルリード属の楽器ですが、小編成などの編成では省かれることが多いパートでもあります。
また、吹奏楽の性質的にオーボエはtuttiの音の核を形成するよりかはソロや表現を担当することが多いので、やはり省かれてしまうことが多いのが事実です。
そんなオーボエですが、吹奏楽にいないことは決して珍しいことではありません。
オーボエのパートがオプションの場合は問題ないですが、重要なパートを担っているのにいない!という時はどの楽器が代わりをすればいいでしょうか?
それでは見ていきましょう。
オーボエが吹奏楽にいない場合の代わりに最適なパートはコレだ!
オーボエというのは基本的にメロディ楽器であり、音域はクラリネットより狭くアルトサックスよりは高いという認識が吹奏楽的だと思います。
また、木管楽器であることからある程度の機動性がないと代わりを務めるのは難しいというのがあります。
それを踏まえて上で最適なパートを見ていきましょう。
オーボエの音域をカバーできるクラリネットで代わりを演奏する
まずはクラリネットです。
クラリネットは音域が広いためオーボエの音域は充分にカバーできます。
そのため、オーボエの重要なsoloを担うことができます。
シングルリード属ではありますが、リード属のためフルートなどで代わりをするよりかはある程度ハッキリとした音質が確保されます。
しかし、デメリットとしては吹奏楽はクラリネットが基本的な音質を占めるため、soloの区別がつきにくくなってしまう可能性があるという点です。
適材適所、クラリネットの伴奏が厚い所ではクラリネットに回すのは苦しいかもしれません。
オーボエと同じsolo性質で吹奏楽でも目立つアルトサックスで代わりを演奏する
次の候補としてアルトサックスです。
音域はアルトサックスの方が低いため、問題点としては上の音域をカバーできるかという点です。
オーボエのラ以上は出ないどころか、ソがアルトサックスでソロをするには綺麗な範囲なので、あまり高いsoloをアルトサックスで代わりをさせるのはやめましょう。
しかし、アルトサックスの音色は独奏楽器とだけあり他に埋もれないため効果的ではあります。
ソプラノサックスでオーボエの代わりを演奏するのは大アリ。ただし大編成なのにいないことがある…?
ソプラノサックスの音色は非常にオーボエに似せることが可能です。
しかし、特殊感であることからアルトサックス奏者がオーボエソロの代わりのためだけにソプラノサックスを用意するのかと言われると、あまり現実的ではないでしょう。
元々ソプラノサックスが編成にいるのであれば、逆にソプラノサックス以外にオーボエの代わりは務まらないと思いますが、それほどの大編成でオーボエがいないことがまずありえないと思います。
ここも考えどころではありますね。
まとめ:オーボエが吹奏楽にいない場合も、代わりは多くある! 色彩感によって検討すべき
いかがでしたでしょうか、オーボエが吹奏楽にいないとなっても、代わりをできる楽器は存在します。
どれをしたら正解というのがなく、オーボエはオーボエが吹くのが一番なのは変わりない事実です。
なので、オーボエの代わりをどれにしようか迷う際は新しい音色を生み出しその箇所にはどれが適切なのかを考えると良いでしょう。
番外編:吹奏楽でオーボエの代わりにトランペットを使うのは…
オーボエはトランペットとよく被せて書かれることが多いです。
そのため、オーボエのソロをトランペットでかぶせるという選択肢も考えることができます。
がしかし、やはりなんといってもトランペットで機動性をオーボエほど確保できないというのが問題です。
長い音符だけのソロであれば、トランペットで代わりを演奏してもらうのもいいかもしれませんね。