クラシックでマイナーだけどオススメの曲はこれ! 隠れた名曲6選
クラシック音楽には、誰もが耳にしたことがあるような王道の名曲から、隠れた名曲まで様々あります。
今回は、マイナーだが実は根強いファンも多い、知る人ぞ知る個性的な名曲たちをご紹介します。
・クロード・ドビュッシー作曲 「子供の領分」より「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」
フランス印象派のドビュッシーには、「シュシュ(フランス語でキャベツちゃん)」と呼び溺愛した娘がいました。彼女の為に作曲されたピアノ曲集の1曲目がこの曲です。
退屈な練習曲を弾いている子供が、途中で眠気に襲われ、最後は怒ったように練習をやめてしまう様子が音楽で表現されていて、とってもお茶目な1曲です。
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・モーリス・ラヴェル作曲 「マ・メール・ロワ」
おとぎ話を基にして作られた、5つの小品からなる4手連弾のピアノ曲集です。オーケストラ版にも編曲されています。
「眠れる森の美女のパヴァーヌ」「親指小僧」「パゴダの女王レドロネット」「美女と野獣の対話」「妖精の園」と、タイトルからして可愛らしい曲たちです。
中でも「パゴダの女王レドロネット」は、中国製の陶器人形にまつわる物語が基になっており、メロディも中国の軽やかな踊りを思わせるようなユニークな曲です。
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・オットリーノ・レスピーギ 「リュートのための古風な舞曲とアリア」より「シチリアーナ」
レスピーギはイタリアの作曲家で、リュートとは、中世からバロック時代に演奏されていたギターに似た楽器のことです。
弦楽器のみで奏でられる、切ない想いに溢れた美しいメロディが聴く人の胸に響きます。
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・ジャック・オッフェンバック 「ホフマン物語」より「森の小鳥はあこがれを歌う」
オペラの中で、ゼンマイ仕掛けの人形・オランピアが歌うアリアです。人形の役なので、ソプラノ歌手が手足をカクカク動かしながら、美しい高音のコロラトゥーラを歌い上げます。
途中、ゼンマイが切れそうになるとネジを巻いてもらう様子も面白く、ぜひ動画で見て頂きたいです。
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・マヌエル・デ・ファリャ 「恋は魔術師」より「火祭りの踊り」
スペインの作曲家、ファリャのバレエ音楽です。
一度聴いたら忘れられないような、強烈で怪しげなメロディが繰り返され、火を囲んでジプシーの娘たちが熱狂的に踊っているシーンが目に浮かびます。
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・ジョージ・ガーシュウィン作曲 「キューバ序曲」
ジャズとクラシックを融合させた音楽を生み出したことで有名なアメリカの作曲家、ガーシュウィンによるオーケストラ曲です。
彼がキューバを旅したことがきっかけで作曲されました。陽気なラテン音楽のリズムと、ガーシュウィン独特のジャズの響きがミックスされたような、オシャレでエネルギッシュな1曲です。
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クラシックはマイナーな曲にも名曲が多い! 新しい発見をして音楽をもっと楽しく
いかがでしたでしょうか。このほかにも、クラシックにはマイナーだけど素敵な曲が沢山あります。
「どんな曲なのか気になる…」と思わせるような不思議なタイトルの曲など、ピンときた曲から試しに聴いてみるのも楽しい発見がありますので、ぜひお気に入りの1曲を見つけてくださいね。