こんにちは、クラシック音楽を聴く際、スピーカーで聞いていますか?それともイヤホンで聞いていますか?
イヤホンといっても現在は多様な種類があり、クラシック音楽を聴くにはどれが一番ピッタリなのか中々わからないですよね…
今回は、そんな悩めるクラシック音楽のイヤホン選びをアドバイスするべく、オススメな5つのイヤホンを徹底解説していきたいと思います!
この記事ではクラシック音楽にピッタリなイヤホンを紹介します!
クラシック音楽を聴くのにオススメなイヤホン 【JVC HA-FW03 CLASS-S】
最初にオススメするのはハイレゾ対応のイヤホンJVC HA-FW03 CLASS-Sです。
クラシック音楽とハイレゾについてはコチラでまとめていますので、まだ見ていない方はご覧ください。
こちらはワイヤレスイヤホンとはなっていませんが、有線のためより安定した音質を手に入れることができます。
- ワイヤレスイヤホンではないものの、クラシックに最適な音質が手に入る
- クラシックはハイレゾで聴くと臨場感が段違い
- ダイナミックニュアンスを忠実に再現できる木の振動版を採用
この品名にある、WOODシリーズとは、木の振動板を採用しているシリーズのことであり、より一層ハイレゾ音源のクオリティを高め、ダイナミックなニュアンスを忠実に再現することができるそうです。
木の振動板をあえて採用することにより、温もりのある音質を手に入れているように感じます。
構造にエルゴノミックフィットフォルムを採用していて、イヤホンでクラシック音楽を聴くのに欠かせない耳のフィット感を満足に得ることができます。
JVC HA-FW03 CLASS-SをiPhoneで使う際の注意点
ただし、現在浸透しているiPhoneとは差し込むケーブルのタイプが違うので注意が必要です。
筆者はこのイヤホンを愛用していますが、国内メーカーSONYの生産するイヤホンとだけあって非常に良い音質でクラシック音楽にピッタリな音を聴くことができます。 余談ではありますが、このイヤホンでポピュラー音楽を聴くとまるで違った曲のように聞こえますね。
iPhoneに差し込むケーブルとはタイプが違うのでiPhoneユーザーは注意(変換器で対応可能)
JVC HA-FW03 CLASS-Sでクラシックを聴く唯一の欠点は?
このイヤホンはとてもクラシック音楽向けではありますが、ワイヤレスイヤホンが普及してきた現代にもかかわらず有線であるという点が1つのデメリットとして挙げられます。
音質だけを考えれば非常に高性能ですが、やはり音楽を聴くにあたって線があるかないかというのは利便性も考えると重要視しないといけない点です。
有線タイプなので、運動中に聴きたいという方は煩わしく感じてしまうかも
クラシック音楽も聴ける王道イヤホン 【Air pods pro】
クラシック音楽を聴くためのイヤホンとしてオススメなのは Air pods proです!
「いやいや、結局、Air podsかよ!」と思った方、いらっしゃいませんでしたか?
確かにAir podsってあまりにもメジャーすぎますし、クラシック音楽向けって本当?って思いますよね。
でも、実は最新のAir pods proはクラシック音楽を聴く際にピッタリな条件がいくつか揃っているんです
- 実はAir podsもクラシック音楽を聴くという面ではかなり優秀
- 周りの雑音をカットできるノイズキャンセリングが楽器のpp(弱い音)なども聴けて嬉しい
- 交響曲3本ぶっ続けで聴いても大丈夫なバッテリー
周りの雑音をカットできるノイズキャンセリング機能付き
Air pods proはワイヤレスイヤホンでありながらも、ノイズキャンセリング機能がついています。
ノイズキャンセリング機能とはなにか、クラシック音楽を聴く際にどういうメリットがあるかはコチラの記事でまとめていますので、まだご覧になっていない方はご覧ください。
これからの時代、ノイズキャンセリング機能というのは音楽鑑賞にあたってより必須な存在になってくると思います。
よりクラシック音楽を楽しむためにも必要不可欠な機能です。
繊細な音を楽しむためにも、ノイズキャンセリングはクラシック鑑賞の必須級機能
交響曲を3本聴いても耐えられるワイヤレスイヤホン
Air pods proはバッテリーを最大まで充電させると、4.5時間の連続再生を行うことができます。
これは、長めの交響曲だったとしても3曲は通して聴くことができますよね
ワイヤレスイヤホンで尚且つノイズキャンセリング機能までついていて、長時間の連続再生に耐えることができるのは非常に魅力的な点です。(これならマーラーも安心して聴けますね!)
ワイヤレスで4.5時間という長時間稼働
コストパフォーマンスの高い有線イヤホン【final E3000】
E3000は、音響工学と心理学の研究から生まれたコストパフォーマンスの高いイヤホンです。
フラットな音域再生が特徴で、クラシック音楽などの低音域から高音域までを含む音源をバランス良く再生します。
E3000は、周波数特性のカーブがなめらかなので高い解像度と広い音場を感じることができるのが特徴です。
音響設計も緻密に作られていますが、同時に快適な装着感を得るための筐体と付属品のデザインにもこだわりが見られます。
- 高いコストパフォーマンスを誇る有線イヤホン
- クラシック音楽に必要な低音から高音をバランスよく再生できる性能
- 快適な装着感で長時間集中して聴ける製品デザイン
- 歩行中に身体との接触で発生するノイズをカットしてくれるので移動中にも快適!
抜群の装着感を実現
筐体はイヤーピース部分が可動式になっており、耳道の傾きに合わせられる「イヤーピーススウィングフィット機構」を採用して、装着感とクリアな音を実現しています。
また、ステンレスから削り出した筐体は、不要な振動を抑える剛性の高さがあり、外側の鏡面仕上げは上品な輝きを放っているのです。
イヤホンでよくある歩行中のごそごそ音を解消してくれる機能
歩行時にケーブルと身体の接触で発生するケーブルタッチノイズ(ごそごそ音)を解消するための「イヤーフック」も標準添付されてます。
柔らかい被服素材を用いたケーブルと相まって、抜群の装着感を実現しているのです。
ユーザーのレビューも評価の高いものが多く、このfinal E3000は1万円以下の予算でクラシック音楽向け有線イヤホンを検討中の方にはおすすめのモデルです。なお、マイクロフォン付きのE3000Cもあります。
1万円以下の予算でクラシック音楽向けイヤホンが欲しい場合にはオススメです!
final E3000の詳細情報
筐体:ステンレス鏡面仕上
ドライバー:6.4mmΦダイナミック型
再生周波数帯域:未公開
感度:100dB
インピーダンス:16Ω
重量:14g
コード長:1.2m
ケーブル:OFCケーブル
フランスで賞を受賞した本場の高級イヤホン【Chord & Major Classical-Major 9’13】
Chord & Major(コード・アンド・メジャー)が展開するイヤホンは、オリジナリティー溢れるデザインが目を引きます。
音楽ジャンル別に用意された「Tonal Earphone」シリーズの中で、クラシック音楽用にはCalssical-Major 9’13と名付けられたモデルが用意されています。
その筐体は艶があり木目も美しいローズウッドで覆われており、また筐体だけではなくプラグの外装にまでローズウッドが使われていて、高級感のあるクラシックな雰囲気を醸し出しているのです。
なお、パッケージも筐体と同系色のシックな木箱に入っており、プレゼントにも最適といえるでしょう。
- フランスで賞を受賞した高級路線の本格派イヤホン
- クラシック音楽用にも用意されているほど、クラシックに特化した専門性
- 値段こそ高いものの間違いない品質が保証されているため、本気で楽しみたい方にオススメ
値段は高いがクラシック音楽を本格的に聞きたいならオススメ
ビジュアルな面だけではなく各楽器の分解能にも優れており、イヤホンを超えた音の広がりも感じられるクラシック音楽向きの響きを実現しています。
メーカー公式サイトの製品ページによれば、管弦楽の響きや弦楽器の弦を弓が擦る音まで鮮明に再現するとのこと。
ユーザーレビューにも高評価なものが多く、低音域のナチュラルさ、中音域のメリハリ、そして、高音域の抜けの良さが好評です。
いわゆる「フラット」系に限りなく近く、クラシックテイストを加えたモデルといえるでしょう。
クラシックの本場、ヨーロッパで賞を受賞した本格イヤホン
なお、Classical-Major 9’13は、フランスで最も有名な音楽賞のひとつとされる「フランス・クラシック音楽賞 Diapasonで「Diapason D’OR」(ディアパソン金賞)を受賞しています。
このChord & Major Classical-Major 9’13は、20万円台の予算でクラシック音楽向け有線イヤホンを検討中の方にはおすすめのモデルです。
Classical-Major 9’13の製品スペック
筐体:ローズウッド /スチール
ドライバー 6.4mmΦダイナミック型
再生周波数帯域:20-20,000Hz
感度:96dB at 1kHz 1mW
インピーダンス :21Ω
最大入力:8mW
重量:未公開
コード長:1.2m
最高級有線イヤホン 【final A8000】
finalの有線イヤホンのフラッグシップモデルがこのA8000です。
「音楽を聴く高揚感をトランスペアレントな音で実現する」というコンセプトで開発されました。
このトランスペアレントな音とは、クラシック音楽の録音の際に重視されてきた、距離が離れた位置にある音像定位の明瞭さのことです。
一般的に、音の印象は「音色」と「空間印象」で決まるといわれています。
そして、音色は「周波数特性」に、空間印象は「時間応答」に対応します。
A8000ではイコライザーによる「周波数特性」のチューニングには頼っていません。
トランスペアレントな音を実現するために、ドライバーの素材や筐体の構造などにこだわって「時間応答」を追求したモデルなのです。
- イヤホンの中でも最高級なので自然な音質と空間を楽しめる
- 機能性などは難しい説明が多いのである程度専門的知識のある人にオススメ!
時間応答を追求したイヤホン(少し難しい説明)
その時間応答を改善するために、振動板には極薄ベリリウム箔(トゥルーベリリウム)を成形したものを採用しています。
これは、従来の樹脂フィルムにベリリウムを蒸着した振動板とは別物であって、音や特性が全く異なります。
さらに、ステンレス切削による筐体には「テトラチャンバー」と呼ばれる4つのチャンバーを埋め込むことで、ベリリウムドライバーの動きを最適化しているのです。
特にクラシック音楽との相性が絶賛される最高級イヤホン
ユーザーレビューでは、どのようなジャンルの曲であっても優れた音像定位と軽やかで自然な音質が感じられるという指摘が多く、とくにクラシック音楽との相性の良さを絶賛する意見で溢れています。
このfinal A8000は、40万円台の予算で究極のクラシック音楽向け有線イヤホンを検討中の方におすすめのモデルです。
特にクラシック音楽との相性が良いとされる最高級イヤホン
【final A8000】の詳細情報
筐体:ステンレス 鏡面仕上
ドライバー:ダイナミック型(Truly Beryllium diaphragm))
再生周波数帯域:未公開
感度:102dB
インピーダンス :16Ω
最大入力:未公開
重量:41g
コード長:1.2m
ケーブル:OFCシルバーコートケーブル
まとめ:クラシック音楽を高品質なイヤホンで楽しもう
いかがでしたでしょうか、今回はクラシック音楽を聴く際のオススメなイヤホンをまとめてみました。
イヤホンはたくさんの種類があり、どれがクラシック音楽に合っているかは選びにくいのが現状だと思われます。
音楽を鑑賞する際に重要なパーツであるイヤホン、それぞれの好みに合ったイヤホンを見つけてさらにクラシック音楽を楽しみたいですね!