卒業式でよく流れているクラシック音楽がありますよね。
「曲名がわからなくて、なんていう曲か気になる」と感じている方もいると思います。
そこで今回は、卒業式でよく聴くクラシック音楽を4曲ご紹介します。
それでは見ていきましょう。
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卒業式によく使われるクラシック曲集
・エルガー作曲「威風堂々」
卒業生が入場する時によく流れている曲ですね。イギリスの作曲家エルガーによる行進曲です。いかにも行進曲らしく、明るく勇ましく曲が始まりますが、特に中間部のメロディは卒業式ではおなじみです。
明るい曲調がおめでたい卒業式の雰囲気にぴったりですし、中間部の堂々としたメロディは、これから新しい世界へ巣立っていく生徒たちを後押しするような音楽ですね。
中間部はテレビでもよく耳にしますし、入学式でも使用される機会が多い曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=pgDtxdtFd58・パッヘルベル作曲 「カノン」
この曲は卒業証書授与や、スピーチの時など、厳かな雰囲気の時に流れていますね。ドイツ出身の作曲家、パッヘルベルによって作曲されました。「パッヘルベルのカノン」と呼ばれ、ピアノ曲や合唱曲などにもアレンジされている有名曲です。
一度は耳にしたことがある、覚えやすいメロディですよね。卒業式では、弦楽器のみの演奏が使用されています。
同じメロディを少しずつアレンジしながら、楽器が追いかけっこするように曲が発展していきます。美しく柔らかい曲調が、卒業生を祝福する卒業式の雰囲気にマッチしていますね。結婚披露宴でも、よく流れている名曲です。
・バッハ作曲 カンタータ「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」より「シオンは物見らが歌うのを聴く」
こちらも卒業式の厳かなシーンでよく聴く曲ですね。聖書に基づいた曲で、教会オルガニストでもあったバッハによって作曲されました。
花婿が到着したことを喜ぶシオンの娘の様子を、テノールが歌う教会音楽です。弦楽器が丁寧に奏でるメロディが美しく響きます。
落ち着いたこの曲の雰囲気は教会にぴったりですが、卒業式の改まった場面にもふさわしい音楽ですね。
・ショパン作曲「別れの曲」
もともとは練習曲の1つでしたが、世界中で愛されているピアノの名曲です。ショパンの生涯を描いたドイツ映画「別れの曲」の主題曲だったことから、日本では「別れの曲」と呼ばれるようになりました。
切なく甘いメロディが、学生時代の思い出を蘇らせてくれるようなロマンチックな音楽です。お世話になった先生方や同級生たちとお別れする、少し寂しい卒業式にぴったりの曲ですね。
卒業式とクラシック音楽のまとめ
いかがでしたでしょうか。「これは卒業式に流れていたな~」と思い出した曲もあったと思います。
音楽を聴いて、学生時代を懐かしく思い出すのも楽しいですね。
ぜひ気軽な気持ちでクラシック音楽を楽しんでください。