バッハの作品数は1000曲越え?その中から名曲を厳選して紹介!
バロック時代にドイツで活躍した、ヨハン・セバスチャン・バッハの作品についてご紹介します。
バッハは「音楽の父」と呼ばれ、65年の生涯で1,080曲もの素晴らしい作品を残しました。
教会オルガニストも務めていたことから、オルガン曲や教会音楽を数多く作曲しています。
今回は、この中から、特に有名なバッハの代表作をご紹介しましょう。
バッハがいなければ今の音楽はない!?音楽の父と言われた作曲家
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バッハの名曲たちを5曲紹介!
・無伴奏チェロ組曲第1番より「プレリュード」
深みのある音色のチェロが、美しいメロディを豊かに歌い上げる一曲です。
難易度は易しめのシンプルな曲ですが、それゆえに演奏者それぞれの個性が表れる曲でもあります。
色々なチェリストの演奏を聴き比べするのも、違いを感じられて楽しいですね。
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・管弦楽組曲第3番より第2曲「アリア」
ヴァイオリンの4本ある弦のうち、G線だけで演奏されることから、「G線上のアリア」とも呼ばれています。
ですが、これはバッハの意図したことではありませんでした。
後世の演奏家がこの管弦楽曲をヴァイオリン独奏に編曲した際、移調してG線だけで演奏できるようにしたので、その呼び名が生まれました。
心が安らぐ、ゆったりと美しい曲です。
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・トッカータとフーガ
バッハが数多く残したオルガン曲の中でも、最も有名な一つです。バッハが教会のオルガニストだった頃に作曲されたとみられます。
冒頭の激しいトッカータは誰もが耳にしたことがあるでしょう。
それに続き、ヴァイオリンを思わせるようなフーガが演奏されると、重々しい和音で曲が締めくくられます。
トッカータとは即興的に細かい音を演奏する楽曲、フーガとはメロディの追いかけっこをする楽曲のことです。
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・主よ人の望みの喜びよ
「心と口と行いと生活で」という教会カンタータ(礼拝で演奏される器楽付きの声楽曲)の最後の曲であり、本来は合唱曲でした。
現在ではオルガンやピアノ、管弦楽でも演奏され、世界中で親しまれています。
音階を滑らかに上がったり下がったりしながら、穏やかなメロディが絶え間なく流れ続けます。
バッハらしいそのメロディは、神へ捧げる祈りのように感じられます。神秘的な優しさに包まれたまま、静かに終わりへ向かいます。
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・マタイ受難曲
キリストが十字架にかけられる受難の物語であり、演奏時間が3時間もかかる超大作です。
エヴァンゲリスト(ナレーター)がストーリーを語る合間に、アリアや合唱が織り込まれて物語が展開していきます。
バッハの死後、長く演奏されませんでしたが、19世紀にメンデルスゾーンによって復活上演され、曲の魅力が再認識されました。
受難のコラール「おお、血と涙にまみれし御頭」や、アリア「神よ、あわれみたまえ」、「愛ゆえにわたしの主は死のうとしています」など、美しい名曲が数多く含まれています。
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バッハの名曲と作品数についてまとめ
今回ご紹介したのは、バッハが残した約1,080曲の中のほんの一部です。
この他にも、バッハの作品には名曲が沢山ありますので、気軽に聴き始めて、ぜひお気に入りの一曲を見つけて下さいね。