吹奏楽部のコンマスを円滑にする4つの方法

    こんにちは、今回は中学高校における吹奏楽部のコンサートマスター、学指揮と呼ばれる役職を上手くこなす方法を筆者の実体験と経験談を含めて解説していきます。

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    目次

    はじめに:そもそも吹奏楽部のコンマスとは

    吹奏楽部におけるコンマス(学指揮)とは一体どのような役割でしょうか?

    それぞれの吹奏楽部によって事情は様々だと思いますが、私の学校では主に指揮者顧問がいない時にメトロノームをつけ、合奏を見る作業であったり木管金管に別れたスケール練習、リップスラー練習などをまとめるという作業がありました。

    他にはその名前の通り実際のイベントごとで指揮を振る作業であったり、時には練習メニューを組んだりもします。

     

    吹奏楽部のコンマスを円滑にする方法1つ目 スコアを読み込む

    1つめはスコアを読み込む事です。

    吹奏楽部のコンサートマスターとはいえ、音楽的に全体をまとめる必要があります。

    顧問の先生がそれを全てやってくれるのであれば問題ないですが、先生も部活動だけじゃなく、他に色々な授業をもっているのでそうとはいかないのが現状です。

    スコアにマーカーを引いたりして読み込み、各楽器がどのような役割を担っているのかを理解しておくことが音楽をまとめる上で必要なことです。

    全員がスコアにマーカーを引く必要はあるのか

    私が吹奏楽部だったころは、実際に顧問が奏者全員にスコアにマーカーを引かせるということがありました。

    もちろん、全員が役割を理解していることが重要なのは言うまでも有りません。

    しかし、みんながみんなそのような作業をして理解できるかというとそうでもないのが吹奏楽部です。

    音楽が好きでやっている人もいれば、ただたんに吹奏楽部であったから吹奏楽をしている人だっています。

    後者の人たちに罪はなく、みんなが音楽を楽しめるのが吹奏楽です。

    なので、部活動において奏者全員がスコアを読み込んで必ずしも理解する必要があるかというと、少なくとも私はそうは思いませんでした。

    そのためにパート長が存在したり各楽器のリーダーが存在するので、大人数の団体であれば少数の奏者が各楽器の動きを理解していれば事は足りると考察します。

    吹奏楽部のコンマスを円滑にする方法 2つ目 全体の雰囲気を掴む

    これは結構重要なことだったりします。

    例えば、自分が今日まとめ役を担当する練習がある時にバンド全体が疲れたような雰囲気だったら、それでもビシバシとフルスピードで練習を進めますか?

    実体験ですが、これはうまくいきません。

    数十人もの人が集まればやはりその場の全体の雰囲気というのはかなり重要で、もしローペースが合いそうな雰囲気だったらそっちに切り替えるのがベストです。

    逆に全体の士気が高い時は、いつも以上にテンポよく多少厳し目で合奏を見ていっても奏者も対応できたりすることがあるので、雰囲気に応じた指導というのがコンマスには求められると考えます。

    コンクールなどの場合

    例えばコンクールの前日や当日に自分が仕切る場合はどうでしょうか?

    これは、バンド全体の士気を高くさせる必要がコンマスにもあると思います。

    というのも円陣を組んでオー!をしようとか言ってるのでなく、雰囲気良く合奏をまとめるということです。

    例えばコンクール直前に、難しいパッセージを取り出されてそこだけを合奏でみていたらどうですか?

    奏者にとってもプレッシャーですし、緊張によって指が回らなかったら他の人からも「できてないの?」と思われますよね。

    まあ本当にできていないならちょっと問題なんですが、そこはさておき、大事なのは「コンクール前にすること?」という点です。

    限られた時間を上手く使うという意味もありますし、バンド全体の雰囲気もあります。

    一緒に演奏する仲間は、敵じゃないので出来てないところを見せしめるように取り出すなどはやめましょう。

    吹奏楽部のコンマスを円滑にする方法 3つ目 個人の性格を理解する

    コンマスというのは音楽だけできていれば良いように見えて、割とそうでもないんです。

    いろいろな性格の人がいますよね?

    強気な人、おとなしめな人、にぎやかな人、お調子者な人、怖い人、、、

    多くの人が集まって音楽を作り上げているので、それらのいろいろな性格の人をまとめなければいけないというのもあります。

    コンマスを上手くこなすには、このように音楽だけでなく部員の性格も理解しましょう。

    その人にあったアドバイスを心がけよう

    その人にあった言葉というのは非常に大切です。

    この人には、このようなニュアンスで伝えたほうがわかりやすいな、とかこっちのアプローチから言ったほうがいいなとか

    そのような小さな心がけが、一人ひとりにしっかりと伝わっていき結果として雰囲気も良くなります。

    私の学校ではオーボエの人は落ち着いて無口な性格で、バスクラの人は元気な性格でした。

    なので、自分が合奏を仕切るときには言葉を選んで伝えていました。

    後者であったら雑な言葉でいいというわけでは決して有りません。

    あくまで丁寧な言葉でアドバイスを言いますが、ワードのセンスを輝かせるということです。

    最後に、吹奏楽部でコンマスになる方法

    吹奏楽部でコンマスになるにはどうしたらいいのでしょうか?

    もちろん、それぞれの部活動の規則によって異なります。

     

    しかし、明らかに言えるのは演奏技術を要するということです。

    だって明らかに部内で一番下手な人がみんなに指示してても何を言っているんだ?ってなりますよね?

    アドバイスの信頼を得るという意味でも、演奏技術が高くないといけないのは確かなことです。

    もし吹奏楽部でコンマスになりたいのであれば、頑張って技術をあげてください。

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