クラシック音楽はなぜ長いと感じる? その理由を誰にでも分かりやすく解説!
こんにちは、今回はクラシック音楽がなぜ長いのかについて分かりやすく解説していきたいと思います!
クラシック音楽が長い!といっても物によって分数は様々です。
しかしながら、大規模な編成のオーケストラで演奏される「交響曲」に関しては40分以上のものがほとんどです。
恐らく、この交響曲が「クラシック音楽は長い」と感じる1つの理由ではないでしょうか。
音楽の授業のときに、交響曲の鑑賞をしていた際に長くて飽きてしまったなどの経験はありませんか?
「長い」と感じるのは、次の展開がどうなるかわからないからというのもあります。
そこで今回は、クラシック音楽が長いと感じる理由を、クラシック音楽に用いられる「音楽形式」と織り交ぜて解説していきたいと思います!
クラシック音楽には形式が存在する! 長いと感じる理由は形式を理解していないから?
クラシック音楽には、ほとんどと言っていいほど「形式」が存在します。(現代音楽や明らかに形式の崩壊を意図した作品は今回は除きます)
ソナタ形式、複合三部形式、二部形式、ロンド形式、、、など多くの形式がクラシック音楽界には存在します。
「長い」と感じる交響曲なども、必ず形式が用いられています。
例を挙げるとすると、ジャジャジャーンの運命交響曲と呼ばれるベートーヴェンの交響曲第五番の1楽章はソナタ形式でできています。
「ソナタ形式でできている」ということを理解しながら聞くと、今聞いている箇所が形式のどの部分に当たるかを理解して聞くことができます。
そうすると、曲全体の長さ、ボリューム感を掴むことができるので、聞きながら曲のゴールを見据えることができます。
これは、ベートーヴェンの交響曲第五番第1楽章に限らず、他の作曲家の交響曲にも言える話です。
クラシック音楽をより面白く聞くには形式の知識が必要?
面白いと感じるクラシック音楽でも「なんだか長い..」と感じてしまうと苦痛ですよね。
わかりやすいたとえ話をすると、行ったことのない場所を目的地とする時に地図を見ながら行く道って長く感じますよね。
その原理と同じで、音楽も聞いたことのないものを聞くと、いつ終わるのだろう?と長く感じてしまいます。
その、聞いてる時に迷子になる感覚を無くすためにはやはり形式の勉強が必要になりますので、ある程度の形式の知識を持ってクラシック音楽を鑑賞するというのも1つの手かもしれません。
クラシック音楽は長い! 形式を理解することでより楽しむこと出来る
形式を理解しないうちに聞く交響曲などは、少し苦痛かもしれません。
勿論、音がなっているだけで好きと感じられたり、よくわからないけど長くても好きと感じられているのであれば別です。
交響曲であれば40分以上と紹介しましたが、ピアノソナタなども形式があります。
形式の知識を身に着けてからクラシックを聞くと、初めて聞く曲でも形式に当てはめながら聞いて1回目から楽しむことが出来るので是非、身につけた上できいてみてください。