クラシック音楽には、ヒーリング効果があることが知られています。
そこで今回は、聴いていて癒されるクラシック音楽を4曲ご紹介します。気持ちが落ち着くクラシック音楽に触れて、心身の疲れを癒してくださいね。
それでは見ていきましょう。
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ヒーリング効果の期待できる落ち着くクラシック音楽を紹介!
サティ作曲 「ジムノペディ1番」
BGMとしてもおなじみのこの曲は、誰もが耳にしたことがあるでしょう。安定したテンポとシンプルなメロディが、聴く人を優しく包み込んでくれます。
「ジムノペディ」という曲名は、古代ギリシャで行われていたお祭り「ジムノペディア」に由来しています。ジムノペディアの様子が描かれた壺からインスピレーションを得て、サティが作曲しました。
同じメロディの繰り返しですが、飽きることなく、いつまでも聴いていられそうですね。ぼんやり休憩したい時や、リラックスしたい時にぴったりのピアノ曲です。
シューマン作曲 ピアノ曲集「子どもの情景」より「トロイメライ」
「トロイメライ」とは、ドイツ語で「夢のような」という意味です。シューマンは、恋人クララに「あなたは時々、子どもみたいね」と言われたことをきっかけに、13曲からなるピアノ曲集「こどもの情景」を作曲しました。その中で最も有名なのが7曲目の「トロイメライ」です。
夢を見ているような、甘く優しい曲調が心に響きますね。シューマンが残したピアノ小品の中でも、傑作の1つと言われています。
ヘンデル作曲 オペラ「クセルクセス」より「オンブラ・マイ・フ」
オペラの冒頭で、ペルシャ王クセルクセスが歌う歌曲です。プラタナスの木の美しさを、イタリア語でゆったりと幅広く歌い上げています。作曲された当時は、カストラートと呼ばれる男性歌手が高音で歌う歌曲でした。現在ではソプラノ歌手によって歌われています。
タイトルは「懐かしい木陰よ」という意味ですが、「オンブラ・マイ・フ」というイタリア語のまま方がポピュラーです。「ヘンデルのラルゴ」という愛称でも親しまれています。
心が洗われるような美しいメロディです。
ラヴェル作曲 「亡き王女のためのパヴァーヌ」
パヴァーヌとはヨーロッパで踊られていたダンスの1つです。
ラヴェルが、ルーヴル美術館でスペインのマルガリータ王女の肖像画を見たことをきっかけに作曲しました。「亡き王女」と言うと悲しい音楽かと思ってしまいますが、「昔、幼い王女が踊っていたようなパヴァーヌ」をイメージした曲です。
美しいメロディの中にも少し寂しげな雰囲気も感じられる、ラヴェルの代表作です。BGMとしてもおなじみの1曲ですね。
ヒーリング効果のあるクラシック音楽のまとめ
癒されるクラシック音楽を4曲ご紹介してきました。
美しいクラシック音楽を聴きながら、ゆったりとした気持ちでリラックスしてみてくださいね。
忙しない現代社会の中で、音に埋もれてみることは耳にとっても脳にとっても、いい影響を与えてくれるでしょう。