子どもはピアノをいつから始めるのが最適?ピアノの先生が実際に解説!
子どもにピアノを習わせようと思ったときに気になるのが、いつから始めるのがベストなのかということです。
実際に大手の楽器店では2歳から習うことができますし、音感が良くなるためには少しでも早く習わせた方が良いのか?それともある程度集中力のつく年齢になるまで待って習わせた方が良いのか?とても悩んでしまいますよね。
今回は、子どもは何歳からピアノを始めるべきかについてまとめてみました。
子どもにピアノを習わせるタイミングについて迷っている人は参考にしてみてください。
子どもはピアノをいつから始めるべきなのか
子どもにピアノを習わせるタイミングを決めるのは難しいものですね。なぜなら子どもの発達にはとても個人差があるからです。
発達のスピードが一般的な子どもの場合
今は、幼児でも楽しくピアノを学べるような教材が多く販売されており、小さな子供でも楽しくピアノを始められるようになっています。
しかし、あまりにも小さいころからピアノを始めてしまうとそれだけ早く教材が進んでしまい、早くから難しい曲を練習することになります。
まだ幼い子どもにかなりの努力を強いることになる可能性が考えられるでしょう。
先生は子どもに無理をさせないために、本人がある程度成長するまでは同じようなレベルの曲を与えることが多くなり、子どもや親が飽きてしまう。
または、自分より後から入ってきた生徒にあっという間に抜かされてしまい、自信を無くしてしまうということにもなりかねません。
早い時期で子どもにピアノを習わせるのはほとんど親の希望?
加えてかなり早い時期でピアノを始める場合の多くは、本人の意思より親の希望が先行することが多いのではないでしょうか?
親の希望でピアノを習い始めた場合と、子どもがある程度自分でピアノを習うということを自覚して、本人の希望で習い始めた場合では、後々のモチベーションに大きな違いがでます。
このような理由から、一般的な発達の子どもの場合、集中力、耳の発達から考えても幼稚園の年長さんくらいが丁度良いと考えます。
または、無理なく音符を覚えることが可能なタイミングの目安として、「ひらがなを覚え始める時期」と考えても良いでしょう。
一般的な子どもよりも発達が早い子どもの場合
発達のスピードが、一般的な子どもよりかなり早いと思われるお子さまの場合はこれより早く、3歳半くらいから始めても良いかもしれません。
この場合耳の発達にも良い影響を与え、将来有望な優秀な生徒に育つ可能性があります。
子どもはピアノをいつから習わせるのが最適か【まとめ】
子どもがピアノをいつから始めるべきなのかについてはかなり個人差があります。
お母さんが子どもの様子を良く観察し「本人がピアノを習いたいという意思を示している」「ある程度の時間集中できるようになった」「ひらがなに興味を示し始めた」というタイミングが良いと思います。
また、「指の柔らかさを養う」「音感を養う」という観点から、遅くとも小学校1年生くらいまでにはピアノを始めるのが理想的だと考えます。