クラシック音楽の古典派について解説!古臭い音楽って本当?
こんにちは、今回はクラシック音楽の古典派について解説していきたいと思います!
古典派の作曲家の中で一番有名なのはモーツァルトやベートーヴェンでしょうか。
古典派という言葉は時代の区分の1つであり、他にはバロック、ロマン派、近現代とクラシック音楽は時代区分がなされています。
クラシック音楽の古典派の「古典」とは、特に難しい意味を含めず古典の意味のままですが、古臭いという表現もします。
また、古典というのは
長く時代を超えて規範とすべきもの。 (Wikipedia 古典)
という意味を持ちます。
クラシック音楽は長い歴史を経て今に至りますが、新しい時代の波にも決して埋もれることなく規範となっていた音楽を古典派と呼ぶことができます。
クラシック音楽の古典派が古臭い音楽と表現されてしまう理由は?
たまに、古典派の音楽というのは「古臭い」などと表現されることがあります。
この事自体はそもそも間違いではなく、また古典という言葉の意味自体古いという意味であるので古臭いという表現は合っているとも言えます。
ただし、この古臭いというのは悪い意味合いで表現されることが多いです。
どのような意味で古臭いと言われるかというと、「つまらない」という意味です。
このつまらない、というのはロマン派音楽と比較した際に言われる場合がほとんどです。
個人の感情が大きく込められたロマン派の音楽に比べると、古典派というのは地味でつまらない音楽に聞こえてしまうという人もいます。
その際に、このように「古典派は古臭くてつまらない」と言われてしまうのですね。
クラシック音楽の古典派を代表する作曲家とその特徴
クラシック音楽の古典派を代表する作曲家として挙げられれるのは、ベートーヴェンやモーツァルト、そしてハイドンでしょう。
音楽の授業などで習った方も多く、特にベートーヴェンとモーツァルトに関しては有名な作曲家ですので一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
古典派と言っても、その時代の作曲家が全員同じような曲を書いているかと言われると決してそうではありません。
モーツァルトに関してはコチラの記事でまとめているので、併せてご覧ください。
例えばベートーヴェンの音楽とモーツァルトの音楽は全く異なる存在とも言えるでしょう。
モーツァルトとベートーヴェンに関してはコチラの記事をご覧ください。
モーツァルトの死因は好物のカツレツ!?実は卑猥な男で有名だった?
古典派音楽の特徴としては、何よりわかりやすい調性というのが挙げられます。
ソナタ形式も比較的明瞭であり、第二主題が属調、再現部では主調などといったわかりやすい形式が特徴として挙げられます。
ベートーヴェンは古典派じゃない!?
ベートーヴェンは初期、中期、後期の3つに作品が分類されます。
これらの3つは作風が大きく異っているため、古典派と分類していいのか?という疑問点は確かにあります。
というのも、初期中期は明らかに古典派ですが、後期の作品を分析してみるともはやロマン派なのではないか?というような事を多くしています。
非常に興味深い観点ですが、一般的にベートーヴェンは古典派と認識しておいて間違いないでしょう。
まとめ:クラシック音楽の古典派は今もなお高い芸術価値のある区分
いかがでしたでしょうか、古典派の存在というのは、ロマン派以降全てのクラシック音楽の規範とされています。
ロマン派というのはそもそも古典派の既成の音楽観の崩壊ですので、古典派が意識されているということになります。
どんな時代もクラシック音楽の規範となった古典派、よく耳を澄ませて聞いてみると新しい発見があるかもしれません。