夜、気持ちよく眠るためにぴったりのクラシック音楽があることをご存知でしょうか。
クラシック音楽には癒し効果のある曲が沢山あります。
その中から、おやすみ前に特にオススメしたいクラシック音楽をご紹介します。
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眠れるクラシック音楽集!おやすみ前に聴きたい曲4選を紹介!
・ベートーヴェン作曲 ピアノソナタ第8番「悲愴」より第2楽章
ゆらめくような左手の伴奏に、右手が優しいメロディを歌うピアノ曲です。懐かしい思い出に浸れるような、ノスタルジーを感じる曲ですね。
「悲愴」は、「月光」「熱情」と共にベートーヴェンの3大ピアノソナタの1つとされています。躍動的な第1・3楽章と対比的に、この第2楽章は穏やかな幸福感に包まれた曲です。
・マスネ作曲 「タイスの瞑想曲」
まるで映画音楽のように美しいこの曲は、オペラ「タイス」の中の間奏曲です。ゆったりとしたメロディを、ヴァイオリンソロが感情豊かに奏でます。
オペラでは、享楽的な生活を送っていた女性タイスが、修道僧から生活を改めるよう説得されます。タイスは物思いにふけり、この間奏曲が演奏されるのです。
1日の疲れを忘れさせてくれるような曲なので、リラクゼーション効果が期待できるはずです。
・モーツァルト作曲 「フルートとハープのための協奏曲」より第2楽章
フルートとハープのための協奏曲とは、珍しい組み合わせですね。娘がハープを、父親がフルートを演奏する父娘のために、モーツァルトが作曲したのです。モーツァルトらしい軽快で可愛らしい曲です。
モーツァルトの音楽には、癒し効果があることが知られています。和音進行が予想でき、安心して聴くことができるからです。さらに、フルートもハープも優しく美しい音色を持つ楽器です。この曲は、夜のリラックス時間にぴったりな音楽と言えますね。
・バッハ作曲 「ゴルトベルク変奏曲」より「アリア」
不眠に悩んでいた伯爵が眠る直前に聴くために、バッハが作曲した曲です。まさに眠りのための1曲ですね。どこか寂しさも感じられる神秘的なメロディに、日頃の雑事を忘れられそうです。変奏曲には躍動的な曲も含まれているのですが、第1曲目のアリアはとても穏やかな気持ちにさせてくれる音楽です。
ゴルトベルクとは、当時14歳だったチェンバロ奏者の名前です。チェンバロとは現在のピアノのことですが、ピアノよりも響かず、弾くような音色を持っていました。
シンプルなピアノの音色が、緊張した心をほぐしてくれますね。
おやすみ前に聴きたい眠れるクラシック音楽のまとめ
夜、寝る前に聴くのにぴったりなクラシック音楽4曲をご紹介しました。
今回ご紹介したクラシック音楽が、心地よい眠りを誘ってくれるはずです。ぜひ、おやすみ前のリラックス時間に聴いてみてくださいね。