吹奏楽部が腹筋を鍛えることに意味はあるのか?2つの角度から分析

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    吹奏楽部が腹筋を鍛えることに意味はあるのか? 2つの角度から分析してみた!

    こんにちは、今回は吹奏楽部が腹筋を鍛えることに意味はあるのかを分析してみました。

    吹奏楽部出身の方であればこんな経験はありませんでしたか?

    いい音を出すにはお腹からだ! だから腹筋をしろ!」と顧問の先生に言われたり、

    練習メニューにそもそも腹筋の時間があったり…

    当時は言われるがままにしていたかもしれませんが、果たしていい音を出すのに腹筋は必要なのでしょうか?

    それでは見ていきたいと思います。

    吹奏楽部の管楽器奏者には腹筋を鍛える必要がない? 本当に音が良くなることはない?

    確かに、腹式呼吸や支えの面から「お腹から音を出すのが大切」というのはあながち間違っていないように思えます。

    しかし、それでは腹筋を鍛えることが直接楽器の音が良くなることに繋がるのでしょうか?

    実は、腹筋を鍛えることと楽器の音が良くなることに直接的な因果関係はありません

    ハッキリ言ってしまうと、その時間に音色を良くする楽器の練習をしたほうが明らかに音が良くなります。

     

    腹筋をすることで、お腹の支えが確実なものになるわけではないのです。

    本当の目的は腹筋をつけることではなくいい音を出すこと

    例えば1時間腹筋をしたら、腹筋が強くなります。

    逆に1時間楽器を練習したら楽器の経験値が積み上がり、楽器がうまくなります。

     

    有名な話ですが、技術というのはそれ単体の練習をすることでしかうまくなりません。

    楽器をうまくなろうと腹筋をしても、腹筋がうまくなるだけなのです。

    ムキムキになりたいなら別ですが、そうではないですよね?

    おそらく吹奏楽部で腹筋をさせられる理由には「楽器が上手くなりたい」という思いが根底にはあるからだと思います。

     

    とはいっても吹奏楽部から腹筋がなくならない理由

    腹筋をすることと腹筋をすることに直接的な因果関係がないとお話しましたが、未だに日本の吹奏楽部では腹筋をすると音が良くなると信じられていますし、その都市伝説がなくならないのも事実です。

    本当に効果がなければこんな噂は立たないはずですが、なぜ今もなお腹筋すると楽器うまくなる説が信じられているのでしょうか?

    そこには、腹筋をすることによって楽器がうまくなったという成功体験が僅かながら存在するからだと思われます。

    では、その腹筋をしたことによる成功体験とはなんでしょうか?

     

    腹筋をすると楽器がうまくなるのは、体が健康になるから?

    一度よく考えてみてください、吹奏楽部の練習とは個人練習から始まり、合わせ練習、合奏などですよね。

    これらは全て座奏で行われませんか?(個人練習は人によって立ってするかもしれません)

    そして、楽器を吹くという行為は体力を使いますし、一つの運動であることは確かです。

    しかしながら、体を動かしているわけではないのも事実です。

     

    人は基本的にストレッチや柔軟などの軽い運動を行うと、血行が良くなり頭も冴えて日々のパフォーマンスが上がる生き物です。

    吹奏楽部の基本的な練習に体を動かしたりすることは含まれないことが多いと思います。

    そのため、逆に言ってしまえばずっと座っていることになるので体が硬くなっているのです。

     

    それでしたら、腹筋という運動を通せば適度なストレッチになり体の状態も良くなります。

    腹筋をしたあとに、血行がよくなり体が冴えている状態で楽器を吹くのですから、多少なりとも楽器が上手くなった!と感じるのは理解が出来ます。

    ただし、もう明らかですが

    「腹筋をしたから楽器が良くなったのではなく、体のコンディションがストレッチ(腹筋)によって体を動かさないよりかは良くなったから楽器がうまくなったように思える

    というだけなのです。

    結論:吹奏楽部に腹筋はいらない! 軽いストレッチで十分効果を発揮できる

    いかがでしたか、以上のことより基本的には腹筋を集中してやる必要は有りません。

    ただし、吹奏楽部や楽器の練習は長時間同じ姿勢であることが多いため、体が硬くなってしまっています。

    それを解消するために、軽いストレッチを取り入れれば体のコンディションも良くなり、楽器のパフォーマンスも上がるかもしれませんね。

     

    兎にも角にも、腹筋が楽器を上手くしているわけではない、ということを理解した上でそれぞれがやるべきことを意識していきましょう。

     

     

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