木管楽器のリードのメンテナンス方法 長く使用するための5つの方法

  • URLをコピーしました!

こんにちは、今回はシングルリードを長く、コンディションのいい状態を保って使うために必要不可欠なメンテナンスを3つ解説していきたいと思います!

 

この記事を読んで分かること

リードの性質について

リードの最適なコンディションを保つ方法

[toc]

目次

1.1日に1枚のリードをずっと使わない

木管楽器のリードというのは、同じものを30分や1時間使っているとヘタれてきてしまいます。

そもそも、リードというのは木材でできているため植物なんです。

花に水やりをする時に、早く育たせたいからといってずっと水やりをしていたらどうなりますか?

 

答えは簡単です、速攻枯れます

 

実はリードも同じで、いくら優れた音質のリードであっても同じのをずっと使っていると水分が多くなってしまい、ハリがなくなります。

ハリがなくなることによって音質は乏しくなってしまいます。

私の経験ですが、どんなに育ちきったリードであっても一日中使っていると次の日にはもうペラッペラの音の薄いリードになります。

 

せっかくいい音がなるリードを見つけてもこのようになってしまっては意味がないですよね。

リードは必ず他のと使い回すことを意識しましょう。

 

2.必ずケースにしまう

 

練習が終わった後、リードをどこにしまっていますか?

 

マウスピースにそのままつけている人がいたら直ぐにやめてください。

 

なぜかというと、先程も説明したとおりリードは木材であるため、乾燥したら形が変わります。

 

リードが乾燥によって波打ってしまうと、吹奏感に大きな影響を与えます。

 

リードを保管する最大の目的は、コンディションを安定させていい音を常に出すということなので、リードの乾燥対策を意識し、ケースにしまいましょう。

特別な例外を除いて、このようにして下が真っ直ぐなガラス板などが望ましいでしょう。

3.保湿剤を使う

 

リードの最大の敵は湿度です。

日本は四季があるため湿度の差がとても激しいです。

 

ただでさえ気候の変化が激しい日本であるため、木管奏者にとっては逆境です。

 

そこで、出番なのがリードのための保湿剤です。

これらをリードケースをしまっている入れ物と同じ空間に入れておけば、リードの触れる湿度だけ同じものを保つことができます。

 

雨の日はリードが重くなり、乾燥している日は軽くなります。

 

保湿剤はその差をなくしてくれるため、非常に便利なアイテムです。

 

私の経験ですが、保湿剤のおかげでリードのコンディションが安定していて毎日の練習で安定した音を出すことができました。

4.定期的にリードを新調する

これは割と疎かになってしまったという経験がある人もいるのではないでしょうか?

 

いくらリードを丁寧に育てていたとしても、そのリードにも終わりが来ます

 

これは仕方ないことであり、どんなに育ちきってコンディションの良い状態が長く保てるリードでもいつかはヘタってしまうのです。

筆者の吹奏楽部時代、1年前ぐらいに先輩が使っていた良いリードをまだ使っている人がいました。

 

その人曰く、先輩が育ててくれたリードだから良いんだと言っていたのですが、1年前に先輩が使っていたリードが新しいリードに勝てるわけが有りません(笑)

というか、衛生面でもかなり問題があります。

お気に入りのリードが鳴らなくなっていった時は落ち込むと思います。

あんなに手間暇かけて育てたものが使えなくなってしまうんですからね、その気持もわかります。

しかし、私達奏者の目的というのは同じリードを長く使うことではなく、いい音で演奏することですよね?

 

もしリードがヘタってきたのであればいい音を出すためにも惜しみなく新しいリード選定を始めましょう。

5.そもそも長持ちするリードを買う

木管楽器のリードといえば、ヴァンドレン・トラディショナルが一番メジャーではないでしょうか?

 

トラディショナルは初心者向けでも有り汎用性が高いことでも人気ですが、リードの持ちがとても良いという性質はありません。

ということで、そもそも長持ちするリードを用意してしまうという作戦です。

 

もし木製のリードであれば、レゼルヴが一番オススメです。

もともと吹きやすいリードが多く入ってるほか、持ちもトラディショナルと比較して長く持つため、経済的にも良くコストパフォーマンスが優れていると言えます!

 

また、木製のリード以外を使うという可能性も有りです。

 

楽器演奏にあたって、木製のリードというのは唯一の回答では有りません。樹脂製のリードというのも2020年現在ではメジャーになってきました。

樹脂製のリードであれば、メンテナンスが必要ありません。 また、楽器店によっては吹き心地が想定していたのと違う場合などは取り替えてもらことができます

 

そして現代では樹脂製のリードに合わせたマウスピースなども開発されているため、一昔前よりかは樹脂製リードというのが実用的になってきています。

リードを育てるのがめんどくさい!と感じてしまう方はこのような樹脂製リードを利用するのも多いに有りだと思います!

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次