冬はクリスマスやお正月など、イベント満載の季節ですね。
街に出ると、冬におなじみの曲が沢山流れています。
そこで今回は、冬を感じさせるクラシック音楽を5曲ご紹介します。
それでは見ていきましょう
冬の曲はクラシック音楽にもある?冬を代表する5曲を厳選して紹介!
・グノー作曲「アヴェ・マリア」
クリスマスの時期になると、色々な讃美歌が街で聴こえてきますね。
クリスマスとは、イエス・キリストの誕生日です。ですから、イエスの誕生を祝う曲や聖母マリアを讃える曲が沢山流れるのです。
この曲も世界中で愛されている1曲で、日本でも「グノーのアヴェ・マリア」と呼ばれ、しばしば結婚式でも演奏されます。
バッハの「平均律クラヴィーア曲集第1巻」の「前奏曲第1番」に、フランスの作曲家グノーがラテン語の歌詞を付けました。イエスを身ごもった聖母マリアを祝福する歌です。美しく流れるようなピアノの伴奏に、幸福感に満ちた歌が響き、優しさに満ちた1曲です。
・シューベルト作曲 歌曲集「冬の旅」より「菩提樹」
歌曲王と言われたシューベルトが、最晩年に残したドイツ語の歌曲集の1曲です。この24曲の歌曲を作った翌年に、シューベルトは亡くなりました。
街を旅立つ青年が、かつて菩提樹の木陰で愛の夢を見たことを懐かしく歌い上げます。冒頭から豊かに歌い上げ、木枯らしが吹いたように曲調が激しくなると、再びしっとり歌われて曲が結ばれます。
https://www.youtube.com/watch?v=EOydkkUXlHI
・ショパン作曲「木枯らし」
練習曲集の中の一曲ですが、とても技巧的で難易度の高いピアノ曲としても知られています。
駆け下りるような右手のメロディが、冷たく吹き荒れる木枯らしを表現しています。最初から最後まで厳しい冬の寒さを情熱的に表現した、ショパンらしい抒情的な曲です。
・ドビュッシー作曲「雪は踊っている」
ピアノ小品集「こどもの領分」の第4曲目です。白い雪がふわふわと空を舞いながら振り続ける様子が、生き生きと表現されています。
素朴で短い小品ですが、自然を音楽で表現することを得意とした、フランス印象派を代表するドビュッシーらしい音楽です。ドビュッシーは、雨や海などを題材にした音楽も残しています。
・シべリウス「もみの木」
フィンランドを代表する作曲家、シべリウスのピアノ組曲「5つの小品」の第5曲目です。
5つの曲それぞれに樹木の名前が付いていることから「樹木の組曲」とも呼ばれます。
しっとりと歌うメロディと温かみのある和音で、もみの木の美しさが表現されています。
5曲中、最も演奏される機会も多く、フィンランドの豊かな自然を感じられる曲です。
クラシック音楽と共に冬を乗り切ろう
今回は、クリスマスにぴったりの曲や、吹き荒れる風を表した曲など、冬を感じるクラシック音楽をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
お気に入りの曲を見つけて、冬の時間をゆったりと楽しんでみてくださいね